その他

11月2日 月曜 雨の朝

いま、自転車を外に出してきた。不要品として引き取ってもらうために。30年近く乗ってきた自転車。不要品だなんて言いたくはないが、もう乗るに耐えられないのだから仕方がない。散々お世話になった自転車が、いまは不要品の張り紙ごと雨に濡れている。結…

家にいるときの心がけ

我慢強さがまだまだ足りないのだろうか。どんなに痛くても、平然とした顔でテキパキと家事をこなせれば、さぞかし家族に不愉快な思いをさせずにすむだろう。 人がくつろいで一日のストレスから開放される場所であるはずのその家を、台無しにしていることはわ…

今度こそ

朝、目覚めたら、それは長い悪夢からの目覚めで、さっと立ち上がって、平然と歩き出せたりなんかして、「なんだ、もう治ってるやん」と当たり前のようにつぶやいて、ほんの数歩で朝刊を取りに出て、何にも掴まらずに玄関から床に上がるとか、そんな一日が過…

罪と罰

痛みなんて、我慢すればいいという。みな、我慢して乗り越えてきているのだそうだ。ヒクッと肩が上がり、苦痛で顔がゆがむのは何かの罰なのか。何の罪なのか。心当たりはないけれど、我慢が足りないという罪なのかもしれない。

足を引きずる理由

右足を軸にできないので左足を引きずる。右足は動かすと痛いので右足を引きずる。衣類でも書類でもスリッパでもゴミでも、床に置かれているものはみな、引きずる足に巻き込まれ、方々に散らばる部屋。壁や家具の角や扉の縁に掴まりながらターザンのように歩…

抜かされて

ホールの建物はもうそこに見えているのに。汗ばみながら、傾いてぐらぐらと揺れながら、歯を食いしばって進むその一歩はあまりにも小幅。同じところへ向かう人々が、どんどん自分を追い抜いていく。軽やかな足取りで、楽しそうにおしゃべりなどしながら追い…

痛みの先駆者

留守番が多かった年末年始。バレエのレッスンは2週間以上のブランク。久々に足を入れたポワントは、心もちサイズがゆるくなったような気がした。きっと筋肉が落ちてしまったのだ。筋肉の減るスピードは若い頃に比べてあまりに速く、家でちまちまと筋トレを…

徒歩は一人がベスト

家族はそれぞれ出かけていき、一人留守番の正月三日。寂しいようなほっとするような。ただ、こうしている今も、足は刻一刻筋力を失い歩けなくなっていく。骨ももろくなっていく。どんなに筋トレを頑張っても、日常の中で普通に歩く習慣がなければ、やはり日…

はじめに

右足の付け根に違和感を感じたのは数年前。 勝手に歳のせいにしていたけれども、昨年(平成29年)の 年明け以降、日増しに痛みがひどくなってきた。 そこで6月9日に初受診。 臼蓋形成不全による両変形性股関節症と診断される。 既に重症で人工関節にするしかな…