リハビリがてらの山登り

思えば、関節の負担を減らすために杖を使っていたのが、
裏目に出たような気がする。痛みがひどくなるにつれて杖と
左足に頼るようになり、右の筋肉はみるみるうちにペラペラに
なった。レントゲン写真で見る骨も色が変わっていった。
なんとか自力で手術を避けられないかと焦り、筋トレ、鍼灸
マッサージ、電位刺激、湿布、サプリなどいろいろ試したが、
痛みは増すばかりだった。

いまは、月2回のリハビリ通いに加え、リハビリ応用編として
山登りにも出かける。山は、確かに下りで関節に負担がかかる
といわれるが、骨盤の傾きに注意して少し重心を後ろに移すと
よさそうだ。衝撃を和らげるため、できるだけ足の裏全面で
着地。普通の平坦な床とは歩き方を変える必要がある。
その上で、着地の衝撃は瞬時にできるだけ腰回りの内側(骨側の)の
筋肉で受け止めるように意識する。

上りは、付根が伸びるのでストレッチになる。踏み込んで斜面を
上がるとき、筋肉はランジのトレーニングのように使われる。

足首、膝、股関節。足のそれぞれの関節はお役目が均等に
分担できるようにする。いずれかの関節だけに偏った負担が
かからないよう、サポーター類は筋肉をサボらせるのではなく、
関節の負担のバランスを取るために利用すれば良いと思う。
歩きすぎて痛みを覚えたら、むしろ付根を伸ばし、腰を内側の
筋力で締めるようにして歩けば楽になることもわかってきた。

こうして、一日の足の疲労が翌日に残らないようになってきた。

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