バリエーションは右足仕様

今年になってからバリエーションのクラスで取り組んでいるのが
キトリ。
これもまた、初めのポーズからふらついている。後半のフリックに
至っては、何やってんだか。
平行棒のようなバーにつかまりながらでも、きっとできないだろう。
バレエは、股関節を実によく使うものなのだと今更ながらに痛感。
それに、比較的上手から下手に進む動きが多く、右足が軸になる
ことも多い。右股関節を痛めているのは、致命的だ。

毎回、これが履き納めかと思いながら履くトゥーシューズ。
右はもはや、ポワントに乗ることができない。
ただトゥーシューズを履いているというだけで、ポワントで立つべき
ところもすべてドゥミ。あるいはアテール。

ただ、トゥーシューズで歩くと、普通に歩くとき補よりも歩幅が広くなり
健常者のスピードで歩けるのが嬉しい。
それだけ。そして、後で足首が痛くなってくる。

ポワントは、つま先や足首だけで立っているわけではないと、
こんなことになって初めて体感する。
バレエは、身体のすべてを常に使っているのだ。