自家輸血なし!?

4日後のいまごろは、もう手術を終えて麻酔から覚めているだろうか。
それとも、心電図の音を聞きながら、まさに意識不明に陥ろうというところか。
あるいは突発的なトラブルで手術が延期になり、ほっとしたり不安になったり?
または、この世にいなかったりして。
なにしろ手術の開始時刻がまったくわからないものだから、本当に手術を受ける
ことになってるのかどうかさえ疑わしく思えたりする。

そういえば先月、待合室で他の患者さんが、自家輸血のための採血の日程を
相談されていた。ネットの情報だが、人工股関節の手術はそこそこの出血が
あるので、たいていは自家輸血をすることになるらしい。
ところが、私にはそのような説明がまったくなかった。実際に採血も検査の分
しかしていない。ひょっとしたら、検査で貧血の結果が出て採らなかったの
かもしれないが、その旨の説明もなかった。

貧血なんだからメスで切り開いても血なんか出てこないのだ……なんてね。
まさか。